プロ視点の快適な間取り術、キッチン2
ラクジュ本橋哲幸 (2014年7月 1日 12:44)|コメント(0)|| トラックバック(0)
プロ視点より快適な間取りを考えるーその6
キッチンの機能とデザイン
その5(キッチンの構成を考える)
http://www.lakuju.jp/blog/cat73/post_161/
上記の続きです。
住宅においてキッチンは重要なポジションです。
設計打ち合わせの時間も一番使うことが多い部屋となります。
リビングダイニングとのつながりや家事導線など考えうことが多いです。
キッチン自体は、現在はほとんどシステムキッチンと呼ばれるセットを入れることになります。
そこで、各メーカーの特色などをお伝えします。(順不同)
- トクラス:旧ヤマハのキッチンでカウンターの人造大理石が良質なことと扉の塗装がきれい
- リクシル:旧トステム、サンウエーブのキッチンで扉にポケットがあり機能面に優れる
- TOTO:収納面や使いやすさなど作業性、収納性が特によい、ほうき水栓は良いアイディアです。
- タカラ:ホーローが特徴、随所にホーローを使っている為、耐久性に優れる
- クリナップ:ステンレスに特長あり
大体こんなところでしょうか
特色のあるキッチンでは、ウッドワンの無垢木製扉のキッチン(木が好きな方お薦め)
海外では、ミーレやポーゲンポールなどが有名でしょうか。
オーダーキッチンでは、クッチーナやキッチンハウスなどなど
ちなみに、私が知っている限りですごいキッチンは
ミノッティ・クッチーネですかね(ホームページご覧ください)
http://kc-kitchen.com/minotticucine/
ここまで来るともはやキッチンではなく美術品な感じです。
ショールームに見に行ったときは何ともキッチンという存在を忘れました。
と言いますか、コップを洗うぐらいにしか怖くて使えません(私だけですが・・)
さて、キッチンの機能に戻りましょう。
キッチンに必要な要素は、食品ストック・家電置・冷蔵庫・食器棚・洗い場・料理台・コンロですね。
オーダーでキッチンを作ろうとするとこの必要構成いろいろなパターンで作れますが
考えるだけでも大変ですね。
I型は最も効率的な配置ができます
背面に大きく収納、食器棚、家電スペース、冷蔵庫置場が取れるので
コンパクトに収まります。
このI型の変化形がアイランド型です。
I型キッチンを部屋の真ん中に配置したタイプ
両側からキッチンにアクセスできるため複数人で調理を楽しむ場合に良い
L型では
L型キッチンでは角の部分を上手に利用できるようにすると良い
この場合はダイニング側から可動式ワゴンが入るようになっている
変化形で土間と併用した目線の合うキッチン
キッチンは立って作業するのでキッチン部分を土間として床を落として
食事は座って食べている家族と目の高さが同じになります。
調理を楽しみながら食事も楽しくこんなキッチンが私は好きです!