断熱材とはーその4

ラクジュ本橋哲幸 (2010年7月13日 23:53)|コメント(0)| トラックバック(0)

断熱材とは - その4

断熱性能を向上させると、その次の問題が現れます。

たくさんの家づくりの本が出ていますが、そのほとんどは断熱もしくは通気(換気)の工法の紹介が多く

それぞれが、私の工法が一番いい家だと訴えているものばかりです。

現在の住宅工法は、本当にさまざまあって、よく考え研究された住宅となっています。

断熱を入れ始めて始めて、その問題が明るみに出たのが、結露、湿気の問題です。

断熱による温度差(冬は室内が暖かいなど)により、空気が結露することです。

これにより住宅の寿命を短くしただけでなく、カビやダニによる健康被害も出ました。

現在の断熱工法で大きな分類として

内断熱工法と外断熱工法に分かれます。

  • 内断熱工法とは、壁の内側に断熱ラインをもった工法です。
  • 外断熱工法とは、壁の外側に断熱ラインをもった工法です。

実際には、内と外という言い方で、マンションの壁(コンクリート)の内か外というのが正しいともいますが

木造でも同じように言います。ちょっと納得いかない部分はあります。

良くお客様のこう聞かれます。
「内断熱と外断熱はどっちがいいの?」

私は、いつもこの様に答えます。

施工がしっかりしていれば、どちらでも問題ないと思いますよ!って

実際、どちらが良いかは、とても難しい答えです。

なぜなら、どちらも断熱性能が変わらないのなら比較にはなりません。

総合的な判断が必要と思いますが、断熱性を上げれば、結露、通気の対策をしないと

それが大きな問題になります。

  • さあ、皆様、断熱はどんな材料で、どんな工法が良いでしょうか?

難しい問題ですね。

次回からは、断熱と共に重要な気密や通気、換気なども絡めてお話します。

ラクジュ=楽住な家は、断熱をとことん考えた家づくり致します。

ラクジュ 本橋

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