家づくりコツコツ作るーその3(防火)

ラクジュ本橋哲幸 (2014年12月 3日 17:25)|コメント(0)| トラックバック(0)

家づくりに最も大切な要素、安全と安心そして心地よさが大切ですね。

耐震性能や長寿命、メンテナンスコストを抑えた家そして夏涼しく冬暖かな快適な住まい

ラクジュの家づくりは基本的な家があるべき要素を徹底的に突き詰めます。

家づくりコツコツ作るーその1では構造(耐震)のお話でした
           その2では断熱(住環境)

本日のその3では、火災に強い家づくりです。

ラクジュの家は木造です。
よく聞かれることですが、木造だから火災には弱いのですよね・・・

イエイエ、建物を作る上で火災から耐火性のはにもいろいろグレードがあるのです。

最も火災に強いのが、耐火建築物です。
公共施設や共同住宅など人がたくさん集う建物は火災時に簡単に燃えては困るので
耐火建築という性能で作ります。
簡単に言いますと、火災になっても倒壊しない性能が必要です。
マンションなどは鉄筋コンクリート造で作ることが多いと思いますが
この鉄筋コンクリートは火にとても強いですね。

その次のグレードが準耐火建築です。
準防火地域の木造3建てはこの準耐火建築で建てないといけません。

この準耐火建築は、外壁45分火に炙られても燃えない性能が必要です。
ただし、室内に自然素材の無垢の梁などが出せなくなります。

DSC08476.jpg このような無垢の梁を現しにした心地よい家では

準耐火など火災に強い家が作れないのが通常でした。

そこでラクジュの家づくりでは、自然素材をたくさん使った家でも火災に強い家を作っています。

省令準耐火にて作るようにしています。

この省令準耐火とは、準耐火建築に準ずる耐火性能を有した家にするということです。

ちなみに、この省令準耐火にて作ると火災保険が約半額程度になります。
このことにより火災保険料も安くなりより安心できる家になります。

ラクジュの家は、長期間資産価値が維持でき火災に強く快適な家をコツコツ作っています。

 

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家づくりコツコツ作るーその2

ラクジュ本橋哲幸 (2014年10月16日 15:06)|コメント(0)| トラックバック(0)

家づくりには、沢山の要素が必要です。

構造性能や住環境や維持管理性能など様々な技術を適切に使って作る事が重要です。

ラクジュの家づくりを紹介しながら当たり前だけどしっかり作る家づくりのポイントをご紹介します。

前回のコツコツは家づくりで最も大切な構造でした。
家づくりコツコツ作るーその1

この日本で現在の木造2階建てを設計するのに耐震などの設計は簡易計算が99%らしいです。
その簡易計算の建物を本格的な許容応力度構造計算にかけるとほとんどがNGとなります!!
これだけでは答えは出ませんが、少なくてもラクジュではすべての建物を許容応力度構造計算しています。
そして、構造等級3(通常の1.5倍)以上の強度にて作ります。ここがコツコツポイントです!

  • 今回のコツコツポイントは、温熱環境(省エネルギー対策)です。

温熱環境性能って??
この家は温かい家です!涼しい家です!って営業マンに言われてああそうかと理解するのではなく
しっかりと断熱されていて外の気温が0度の時、室温を20度に保にはどれほどのエネルギーが必要か?
この家がどれほど熱が逃げるのかを数値で現す事です。

  • 住宅の性能表示では
    • 等級4:平成11 年に制定された基準
    • 等級3:平成4年に制定された基準
    • 等級2:昭和55 年に制定された基準
    • 等級1:その他

当然ですが等級があがるほど室内の温熱環境は良くなります。(温かい家になる)
日本では昭和55年より段階的に断熱性能があがってきました。

しかしです!世界のその他の国に比べて現在の等級4の性能でも断熱性能は悪いのです。
そうです!物作り日本とかいって家は世界から遅れている断熱後進国です。

そこでラクジュの家づくりコツコツポイントとしては、断熱設計をすべての家1棟1棟計算します。

そんなの大手のハウスメーカーだったら当たり前のようにやっているのでは?
と思うかもしれませんが・・・
実は構造計算と同じでほとんどしていません!!

長期優良住宅の認定を受けるのに温熱環境性能は等級4としないと行けません。
では長期優良住宅の認定を受ければ断熱計算をしているか?
答えはNoです。

何故なら、構造もそうでしたがやはり簡易計算が存在します・・・
実際は1棟1棟数値が違うのですがこの断熱を厚さ何ミリのを使えばOKという
またまた簡易計算というのが存在するのです・・・

日本の建築屋さんはめんどくさがり屋さんが多いのか・・・

ここでラクジュのコツコツポイントーその2 コツコツと1棟1棟、断熱計算をしています。

569864587255.jpg

構造計算と同じでその家の状況により大きく変わる断熱数値
実際の打合せなどにほとんど出てこないけど大事な家づくりの1つの要素なのですが!

少し難しい話なのでここまでで
次回は、パッシブデザインを取り入れるです。
家の快適な性能は断熱性能だけでは実現出来ません。

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家づくりコツコツ作るーその1

ラクジュ本橋哲幸 (2014年9月 5日 09:44)|コメント(0)| トラックバック(0)

家づくりには、沢山の要素が必要です。

構造性能や住環境や維持管理性能など様々な技術を適切に使って作る事が重要です。

ラクジュの家づくりを紹介しながら当たり前だけどしっかり作る家づくりのポイントをご紹介します。

題して「家づくりコツコツ作る」

  • 今回は、構造編

ラクジュでは、1棟1棟、許容応力度構造計算により構造強度を検証して設計します。
しかも自社にて構造計算もすべて行う事で無理な設計など行いません。

現在の木造2階建ては実は構造計算をしないでも家が建ちます!!

簡易計算にて適切に筋交いなど構造耐力壁を配置すれば良い事になっています。

では、基礎の強さは?この柱大丈夫?などは設計者のよる判断にて設計が進みます。

598658844.jpg

なので木造2階建ては特に設計者の技術レベルが重要です。

たとえ一級建築士という資格を持っていても、建築はいろいろな構造やポジションがあります。
意匠プランだけを行う方も入れば、構造や設備だけを専門にする方もいます。

住宅で考えると間取りプランなど意匠設計と構造設計は一体で検討しないと良い建物は建ちません。
何故なら、間取りが変われば構造も全く変わります。
そうなるとちょっと間取りが変わると構造も大きく変わっていくのです。
その度に、意匠設計者と構造設計者が分かれていると意思疎通が難しくなります。
なので、木造設計者は構造も熟知して設計してこそ強い家が出来上がるのです。

そして何より、現在の木造住宅は設計者の勘で構造が成り立っています。

例えば、基礎という家を地面から支える重要な部位は、ベタ基礎という工法が一般的です。
そこで重要なのが地中梁の配置と鉄筋と呼ばれる構造材が重要です。

DSC07417.jpg 基礎鉄筋の検査の時の写真

基礎のコンクリートを流す前の鉄筋量などが構造計算で決められます。

なので、他社などでうちの基礎はこんなに鉄筋入れて頑丈です!!というのは意味がなく
本当ならば構造計算によって適切に入れているというのが正解なのかなと思っています。
なぜなら沢山入れている鉄筋では足りないことはあってはならないので・・・

DSC07657.jpg 家を地震や風雨から守る構造、柱や梁(はり)

家づくりで最も大切な要素である、家の骨格をなす構造材も構造計算よりすべて算出する。

これも、現在の普通の家では、設計者の勘が支配しています。
ちょっと怖い話ですよね〜

  • 耐震等級という評価基準があります。
  • 耐震等級1は、基準法で定められた必要な耐震壁量
  • 耐震等級2は、その1.25倍、等級3は、1.5倍です。

ラクジュでは、当然ですが等級3以上の設計にて作りますが
これもの実は必要壁量だけなのか許容応力度構造計算にて算出したのでは全く別物です。
実際、構造設計時は必要壁量を満たしてから詳細な構造計算をしますが大体は壁量を増やしていきます。

要するに、許容応力度構造計算では地震時の建物全体の剛性やバランスなども詳しくチェックをするからです。

では、不足した部分はどうするのか?

ここが重要です!!
間取りや窓配置を変更するなどして、プランを強い家にする為のフィードバックをする必要があり
プラン屋さんから構造屋さんという一方通行の設計では難しくなってしますのです。
なので、木造住宅設計者は、意匠プランだけでなく構造にも長けていないと行けないのだと思います。

ラクジュでは、コツコツと1棟1棟、構造計算をして丁寧に家を造っていきます。

 

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燃えにくい家、省令準耐火の家

ラクジュ本橋哲幸 (2014年6月12日 12:51)|コメント(0)| トラックバック(0)

自然素材、天然の木を使った省令準耐火って?

快適な住まいを実現するために、耐震、耐火という災害に強い家を作ることが重要です。

ラクジュでは、木造住宅の耐震性能を最高レベルにした設計をすることはもちろん

火災時の性能にもこだわります。

建築の火災性能は、耐火構造、準耐火構造というような建築基準法の規定があります。

例えば・・・
構造建物や共同住宅、学校などは耐火構造としないといけない。
住宅が密集している準防火地域で木造3階建てを建てると準耐火構造としないといけない。

そして、一般的な住宅では耐火基準はありません。

耐火性能による大きな違いが、火災保険の金額が変わるところです。

  • M構造・・・マンションなどの耐火構造
  • T構造・・・準耐火構造の建物
  • H構造・・・一般的な住宅

保険会社により違いがありますが、M構造とT構造は同じくらいの保険料に対して
H構造は、約2倍の価格になることが一般的です。

そこで、木造2階てなどにも燃えにく仕様を作ったのが省令準耐火という仕様です。

この省令準耐火という仕様は、可燃物を室内に出さない様に造らないといけないので
自然素材や天然の木などをインテリアに表しにできないのです。

そこで、ラクジュの広々空間間取りでは、省令準耐火仕様に出来なかったのすが
出来る様になりました。

柱・梁あわらしの省令準耐火のくわしい内容はこちら

5T5A7397-1.jpg 柱や梁をあわしにした自然素材満点の空間

ちなみに、こんなこと書くと木造は火に弱いのではと思うかもしれませんが
コンクリートには敵いませんが、実は鉄よりも火に強いのです。

本質的な強さなども考慮に入れた地震にも強い、火災にも強い家づくりを目指します。
 

 

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自然素材のオリジナル家具キッチン

ラクジュ本橋哲幸 (2011年12月19日 11:46)|コメント(0)| トラックバック(0)

自然素材のオリジナル家具キッチン

キッチンの主流は、システムキッチンです。

使いやすく、価格面も大量生産でコストダウンが出来ていて素晴らしい製品が多いです。

それでも、自分流にこだわるのなら家具職人によるオリジナルキッチンも選択肢の1つです。

111210012.jpg 

天板がレッドオーク(無垢の木)!!

キッチンは水を使うので、傷んでしまわないか?というご質問をたくさん頂きます!!

確かに、濡れたままだとすぐに黒ずんできますので、お手入れは大変です。

111204029.jpg

シンクはステンレス、プレス成型された製品があり、いろいろなタイプが選べます。

レンジフードは、アリアフィーナ

111124005.jpg

制作、取り付けの時の状態

使われる材料は、すべて無垢の木が基本の家具職人さんです。

111124004.jpg

オリジナル家具キッチンは、世界でひとつの自分流キッチン

そんなキッチンもご提案できます。

ラクジュ 本橋

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ラクジュ=楽住な家 断熱材

ラクジュ本橋哲幸 (2010年6月15日 01:48)|コメント(0)| トラックバック(0)

ラクジュ=楽住な家 仕様づくり 断熱材について

設計工房ラクジュでは、楽住な家として家づくりを提案していきます。

その中で、その仕様ひとつひとつ、考え方、理念、デザインなどを検討し

ラクジュが目指す、本当に良い家を創っていきます。

断熱材についてです。

断熱材とは、家の外壁や屋根、床下などに、冬の寒さや夏の暑さを室内空間に伝わることを防ぐ存在ですね。

日本では、ごく最近までその断熱材などをすることのない住宅が多く、昭和の時代より断熱材を入れることが多くなりました。

そもそも断熱材は、本当に必要でしょうか?

こんな問いを最近私はしています。

なぜ、断熱材が必要なのか?

断熱材がなくても、断熱効果が大きく低下するのかな・・・なんて

本当に建築士??って思われるかもしれません。

現在は、性能主義の住宅が多く、ほとんどが性能等級など、性能表示制度などが出来

長期優良住宅制度、住宅エコポイントなども、高い断熱性能が求められています。

その中で、C値やQ値などの性能基準単位や断熱に関する仕様が明確化されています。

その中で、私はいつも疑問に思うことがあります。

断熱材って必要なのかな??って

断熱材は、奥が深いので、ここではラクジュ=楽住な家の断熱仕様を明確化しません。

もう少し詳しく考える必要にある部材です。

ラクジュ 本橋

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プロフェッショナル集団を目指す

ラクジュ本橋哲幸 (2010年6月14日 00:10)|コメント(0)| トラックバック(0)

設計工房ラクジュは、一級建築士事務所である

そして、工務店機能を持つ、建設業許可も取得しています。

その中で、ラクジュ=楽住な家の家づくりは、常に最先端のプロフェッショナルな技術を結集したこそ力が発揮されると思っています。

たとえば、建築にかかわる業種は、各業種ごとに専門性が必要になっています。

基礎には基礎のプロが、木工時には大工、屋根は屋根専門の業者が高い技術を持っています。

家づくりは、そのプロ集団の結集です。その力を存分に使ってこその良い家を言えるのではないでしょうか?

ラクジュ 本橋

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ラクジュ=楽住な家の紹介

ラクジュ本橋哲幸 (2010年5月19日 01:32)|コメント(0)| トラックバック(0)

楽住な家って、どんな家

ラクジュの家づくりで使い材料や仕様、作りなどを紹介します。

また、最新の建材や製品、材料などの情報もお伝えします。

自然素材や無垢の木なども紹介します。

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