プロ視点の快適な間取り術、リビング編

ラクジュ本橋哲幸 (2014年4月 8日 13:20)|コメント(0)| トラックバック(0)

プロ視点より快適な間取りを考えるーその4

リビングを考える

家づくりの中でリビングは一番面積の大きい重要な部分ですね。

そもそも、リビングって?何でしょうか?
日本語では「居間」という表現が一般的ですね
住宅の部屋数を表現するときに3LDKとか2LDKなど表現します。

欧米では2Bed、2Bathなどと表現します。
当然リビングルームはあることは必然です。

それでは、欧米のリビングルームと日本のリビングと少しニュアンスが違うのです。
欧米では間取りの基本がパブリックスペース(誰でもが入れる空間)とプライベートスペースに分けます。
リビングルームはいわゆる玄関入って一番初めのパブリックスペースにあたります。
なので、日本の居間と応接間を合わせたような部屋の使い方をします。

それでは、プロ視点のリビングですが、日本は生活スタイルが欧米化しています。
でも、日本の文化や風習は残ります。
現在の間取りの主流はリビングダイニング+対面キッチンというパターンが多いと思います。

これは、間取りの効率化を図る上では有効ですね!
では、何で効率化を図るかですが、家が狭いから?効率的な間取りが好まれるから?

答えは、小さい家を大きく見せる為と私は思います。(建売、マンション的思考)
3LDKでLDKが18帖!!なんて書き方がありますが
細かく分ければリビング6帖+ダイニング6帖+キッチン5帖とほぼ同じですね。

近未来日本的リビングを考えると、生活スタイルは欧米化していますが
どうでしょう、土足文化は浸透するか?多分しないと思います。
ホームパーティーなど盛んに家にお客様を招くか?多少増えると思います。
和室の客間が見直されるか?今後、和室的なものはリビングのコーナー的存在になるのでは。

という所から考えると、リビングはよりパブリックな要素が必要になってくると思います。
ということは、現在のリビングを客間的要素を加えることを考えるとパターンは3つ

  1. 玄関をより大型化したエントランスパブリックスペースを作る方法(玄関応接室的間取)
  2. 玄関インリビングとしてダイニングキッチンを間仕切る(リビング客間的間取)まだ少ない
  3. LDKをすべてパブリックとプライベートを共用とする(公私共用的間取)

当然現在の主流は、LDKを客間兼居間とした使い方ですね。
この方が、リビングとして家族が一番長く過ごせる空間が広くなのしコンパクトで住みます。
公私共用スペースにより無駄なスペースも必要なくなりますから当然ですね。

例えばラクジュモデルハウスの間取りは(玄関応接室的間取)

66789447.jpg

玄関ポーチより4.5帖ある玄関がパブリックスペースとなりダイニングキッチンが約12帖
ダイニングキッチンはいわゆる居間です。食事もするけどくつろぐスペース

0701052772.jpg ラクジュの玄関はタイル床の4.5帖

ここでは、接客も出来ますし、玄関としての機能も備えます。

110227012.jpg 居間、キッチンも含めて12帖ですが

くつろぐことも、食事をすることも出来ます。
プライベートスペースとしての使い方が多い部屋となります。

リビングは日本的な使い方をすると家族が集うプライベートスペースの要素が一番になります。
暮らしやすい住まいとして、リビングをどのように使うかにより間取りが変化します。

ラクジュ 本橋

 

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